「えひめAI」には、2種類あります。
「えひめAI-1」は、納豆菌・酵母(パン酵母)・乳酸菌を糖蜜で発酵培養したもので、「えひめAI-2」は、納豆、ドライイースト、ヨーグルト等を発酵培養したものです。
「えひめAI-1」は産業用に、「えひめAI-2」は家庭用の材料で作ることができるように開発されたもので、製造方法や材料に若干違いがあるものの、効果は同様です。
すべて食べられるもので作られており、安全で安心して使えます。
「えひめAI(あい)」の名前は、「えひめAI-1」開発者である愛媛県工業技術センターの曽我部義明さんが 環境童話「地球の秘密」の作者で1991年に12才で亡くなった坪田愛華さんの「地球への思い」に共感し、愛華さんの【愛】から付けられたそうです。
◆「えひめAI-2」の作り方
【材料】
1、納豆 : 1粒
2、イースト : 2g
3、ヨーグルト: 25g
4、砂糖 : 25g
5、水 :450ml
※ヨーグルトは、飲むヨーグルトでも大丈夫です。
※砂糖は、白砂糖や三温糖などでいいです。
※水は米のとぎ汁を使ってもいいです。
【他に用意するもの】
1、容器 :500mlのペットボトルで作って
スプレーボトルにいれて使います。
【作り方】
1、500mlのペットボトルに材料を入れてよくまぜます。
※ミキサーを使うと楽です。
2、35度の温度で1週間ほど発酵させる。
※発酵するときに炭酸ガスが発生しますので容器のフタはゆるめておきます。
※熱帯魚用ヒーターをお持ちの方は、35℃の温水につけておくといいでしょう。
または、夏は直射日光の下でもいいようです。
電気あんかでもいいですね。
※「35度の温度で1週間発酵」の工程が一番の壁のような気がします。
ヨーグルトメーカーを使った人もいるようです。
あなたがやった方法を教えてくれるとうれしいです。
開発者の曽我部先生に聞いて、私なりにまとめてみましたので「えひめAI」の発酵のさせ方もご欄ください。
3、なめて酸っぱければ完成です。
※乳酸菌や納豆菌、酵母菌が1mlあたり1~10億個くらいに増えて酸っぱい味になります。このとき酵素も作られています。
※出来上がりは、糖蜜や三温糖を使った場合は茶色(黄金色)に、白砂糖を使うと白色(透明)になるようです。沈殿物はヨーグルト成分だそうです。
※腐敗臭がしている場合は、雑菌が繁殖していると考えられるので、ボトル、器具類等をきれいに洗浄して、衛生的な状態でやり直してください。
※「えひめAI」の保存方法もご欄ください。
【使い方】
・トイレの便器に毎週原液100cc程度流すと、雑菌の繁殖を抑えて匂いがなくなり、便器の汚れが落ちやすくなります。男性用便器の悪臭は、スプレーすると瞬時に消えます。
・浸け置き洗い時に原液50~100ccほど入れておいて、洗い終わったらそのまま流します。排水溝のヌメリが取れて、嫌なニオイもなくなります。
・まな板の上にティッシュペーパーをかぶせ、原液を一面に垂らして一晩そのまま放置。翌日タワシでこすると、しつこい汚れもきれいに落ちます。
・油で汚れた換気扇は、原液を入れた容器の底に溜まったオリの部分を直接つけ、一晩置き、油が浮いてきたら、布やティッシュペーパーでふき取ります。
・流し台に、原液50~100cc程度流してヌメリをとります。
・洗面台の流し口から流しましょう。その際、洗面台も「えひめAI-2」を水で薄めて、スポンジを使って掃除するとピカピカになります。
・洗濯の水に「えひめAI-2」を適量(50cc~100cc程度)入れます。軽い汚れであれば、洗剤を使わなくても落ちて、洗い上がりが気持ちよ
く、配管もきれいになります。汚れがひどい場合には、「えひめAI-2」を50cc程度入れ浸け置きすると、油汚れも数分で簡単に落ちます。ワイシャツの
襟汚れなどには、3~4倍に薄めた「えひめAI-2」を霧吹き等でスプレーしてから洗濯機で洗うと、汚れが簡単に落ちます。
※とのことですがちょっと抵抗ありますね。
・浴槽に上澄み液50cc程度入れて入浴すると、お肌もスベスベになり、お風呂上りの肌のツッパリ感もなくなります。残り湯は、匂いがないので洗濯水として利用できます。そのまま排水溝に流しても、配管のヌメリがなくなります。
※とのことですがちょっと抵抗ありますね。
・生ゴミに噴霧して消臭や発酵促進剤に利用します。
・犬のお散歩のときは、10倍程度に薄めたものを持参して、散歩中のおしっこをした後にスプレーしてあげてください。においが消えます。
・家庭菜園やプランターの野菜や花の葉面に500~1,000倍に薄めて散布すると育成を促進します。
・その他の利用方法としてボカシ作り、堆肥製造、家畜糞尿処理等があるようですが、ここでは省略します。
【使用量の目安】
・トイレで1週間で1L程度
・台所,風呂1週間で3L程度
※結構使いますね。
※材料を十倍にして作ってみましたので「えひめAI-2」の製造方法(一次培養)もご覧ください。
関連記事:
◎大都会のどぶ川の奇跡
◎「えひめAI-2」の作り方
◎「えひめAI-2」の製造方法(一次培養)
◎「えひめAI-2」の製造方法(二次培養)
◎「えひめAI」の発酵のさせ方
◎「えひめAI」の発酵のさせ方2
◎「えひめAI」の保存方法
◎黄金色のえひめAI
◎「えひめAI-2」を大量に作っている方に朗報!
納豆が1粒というのがミソだ!
砂糖を栄養分にしてこれが出来る。
なるほど~。
科学者池田は「みどりのコメント」に
ある心配は気にしないが、普通の
感覚は「こくぼさんコメント」に近い。
納豆嫌いには、この1粒で残りの処理
が大変だろうな!
ともかく、良い知恵である。
小・中の総合学習には使えそう。
本気でやる子は継続しそう。
その子が大人になるころに常識?
になるかも。
情報ありがとう!
投稿情報: 池田晴哉@湘南茅ヶ崎 | 2007年5 月22日 (火) 16:47
池田晴哉@湘南茅ヶ崎さんへ
コメントありがとうございます。
開発者の曽我部さんにメールでやり取りさせていただきましたので、下記もご覧いただけるといいかと思います。
http://kokubonoriko.weblogs.jp/ichiro/2007/05/ai_18c9.html
それから私が住んでいるところの近くの神田川と日本橋川をきれいにしたいと思っているところです。
投稿情報: こくぼのりこ | 2007年5 月22日 (火) 19:28
子供逹の 未来の為!
なんて言うと 大袈裟ですが この環境破壊の進む現代に ちょっとした 自分達で出来る事から 先を見据えて行きたいものです。
一つ質問ですが?
ヨーグルトは カスピ海ヨーグルトでも 可能でしょうか?
投稿情報: 越後のナベ | 2008年6 月13日 (金) 10:47
越後のナベさんへ
コメントありがとうございます。
越後の虎の空気を感じたくて春日山に上ったことがあります。
海あり山あり、自然と自然の恵み豊かなところですね。
さてヨーグルトの質問ですが、大丈夫だと思います。
未来の子供達が今より美しい新潟を見られますように。
投稿情報: こくぼのりこ | 2008年6 月13日 (金) 11:28
培養した、えひめAIに餌(さとう)と水を足したら増えないのですか?
投稿情報: ひさみ | 2008年6 月30日 (月) 15:22
ひさみさんへ
コメントありがとうございます。
勉強不足で理由はわかりませんが、ドライイーストも必要のようです。
二次培養の記事も書いていますので下記をご欄ください。
「えひめAI-2」の製造方法(二次培養)
http://kokubonoriko.weblogs.jp/ichiro/2007/05/ai2_dc76.html
勉強してみます。
ありがとうございました。
投稿情報: こくぼのりこ | 2008年7 月 2日 (水) 21:17
お世話になります。昨日2回目の一次発酵を試しました・それで本日、発行を促すために窓を開けた車内に置いておいたのですが、容器がかなり熱くなっていました。中身を手にとりましたが、40℃以上にはなっていたと思います。微生物は何度くらいになると死滅してしまうのでしょうか?また臭い等は今のところ問題はないようですが、作り直したほうがいいでしょうか?これから夏場ですが、車内がダメな場合は屋外に置いておく予定です。ご指導よろしくお願いいたします。
投稿情報: まつい | 2008年7 月15日 (火) 18:00
まついさんへ
気温30℃くらいの炎天下に駐車している社内温度は60℃くらいになると聞いたことがあります。
ハンドルはもっと熱くなるようです。
さて、えひめAIの菌の耐熱性についてですが、納豆菌は70℃くらいが発酵が進むようなのですが進みすぎてアンモニアになってしまうようです。
乳酸菌は40~50℃がよく活躍し、100℃になっても死ぬことはありません。
酵母菌が一番熱に弱いようで、60℃を下回るようにしてください。
ということで、35~40℃くらいで発酵させましょうとなっているようです。
ということは、温度が上がりすぎた車内では微妙にグレーゾーンのようですね。
投稿情報: こくぼのりこ | 2008年7 月15日 (火) 20:57
ありがとうございます。昨日においを確認したら酵母のにおいがしてました。車内放置が2時間くらいだったので生き残ってくれたのかも?今後は気を付けます。また、昨日、養豚場で協力してもらい、生糞尿にかけてみました。消臭は簡単ではないですが今後も実験を繰り返したいと思います。
投稿情報: まつい | 2008年7 月17日 (木) 08:38
まついさんへ
大丈夫だったようでよかったですね。
養鶏場の話をよく聞きますので、養豚場の消臭も成功するといいですね。
投稿情報: こくぼのりこ | 2008年7 月17日 (木) 10:40
はじめまして えひめAIについて教えて下さい。
この夏はじめて挑戦しました。この暑さなので初心者の私にも容易に作ることが出来ました。しかし一つ困ったことがあります。一週間 屋外に置きっぱなしにしておく為か小バエが付きます。屋外で小バエが付かないイイ方法があれば教えて下さい。
投稿情報: のりこ | 2008年8 月 9日 (土) 19:48
のりこさんへ
発酵するときに炭酸ガスが発生しますので、蓋を緩めておかないと容器が変形したり、壊れたりします。
蓋を緩めていると匂いがもれて小バエがよってくるということになります。
蓋を緩めるけれど、匂いが漏れない対策はないだろうかということになりそうですね。
→→ゴミ袋のようなビニール袋で、容器を覆ってしまうというのはどうでしょうか?
投稿情報: こくぼのりこ | 2008年8 月10日 (日) 08:12
そうですね!!!
それは気がつきませんでした。ありがとうございます。さっそくやってみます (^人^)
投稿情報: のりこ | 2008年8 月10日 (日) 10:16
お世話になります。ヨーグルトメーカーで1リットル分(レシピの2倍)を7日間で作ってみました。パンの様な酵母の香りはするものの舐めると甘く発酵が不十分のものが出来てしまいました。混ぜ方が不十分かと思い今回はミキサーで確実に攪拌しましたが今回も同様の結果になりそうです。発酵日数が足らないんでしょうか?ヨーグルトメーカーの温度は40度前後を保てるものです。
投稿情報: たつ | 2008年9 月23日 (火) 10:53
たつさんへ
こんにちは。
日数が足りないということはないと思われます。ヨーグルトメーカーで作られたということは、酸味になれているので、甘さが気になったということかしらとも思います。
酵母の香りがするとおしゃっているので、出来上がっているのかもしれません。
ペーハー試験紙があれば量られてみるのがいいと思います。
お知らせいただいた情報からは、失敗の要因を見出すことができません。
材料についてですが、砂糖や納豆はなんでもいいように思いますので、ヨーグルトで出来上がりに違いがでるのかなと、ふと思ったところです。
私はブルガリアヨーグルトです。 カスピ海ヨーグルトでも大丈夫だと聞いています。
投稿情報: こくぼのりこ | 2008年9 月23日 (火) 19:17
はじめまして。
私趣味で錦鯉を飼育してます、えひめAiは以前より興味があり、チャレンジしてみましたが、2ℓのペットボトルで製作しましたが、発酵が進み過ぎ泡が吹きだし、ポリタンクに移しましたが、はじめは泡がさかんに出ていましたが、一週間たち泡が収まり発酵が止まったみたいです、ニオイは酸性の酸っぱいニオイですが、うまく出来たのか疑問です、私納豆を食しません、作る時納豆を入れ過ぎましが、問題ありますか。
宜しくご指導お願いします。
投稿情報: 黒ダイヤ | 2009年7 月28日 (火) 10:41
黒ダイヤさんへ
コメントありがとうございます。
錦鯉の飼育ですか、うらやましいです。
縁の下まで入り込んだ池のある家を作りたいとずっと思っていました。池には錦鯉もいてほしいです。
今はもっともっと自然に近づいていて、囲炉裏のある古民家に住みたいと思っています。家の前には畑。
さて、納豆の入れすぎについてですが、バランス的に1粒でも十分ですよということで特に問題はないと思います。
納豆は体にもとてもいい食物なので、食べれるようになるといいですね。
7月10日が納豆の日らしいです。豆が小さい小粒納豆や、ひき割り納豆はたべやすいですのでお試しください。
投稿情報: こくぼのりこ | 2009年7 月28日 (火) 11:33
早速のご返事ありがとうございます。
納豆菌を使ったエコバイオブロック ポリグリ等興味があります。
EM菌 乳酸菌も使用してますが、共存 効果はどうですか。
試作したえひめAIのPHは3.3でした。
投稿情報: 黒ダイヤ | 2009年7 月28日 (火) 12:47
黒ダイヤさんへ
エコバイオブロックがTVに出たとき見ましたよ。活用されるといいですね。
共存というのは、一緒に使うということですよね。私はAIしか使っていないのでコメントは控えたいと思います。
投稿情報: こくぼのりこ | 2009年7 月28日 (火) 18:27
えひめAIは水道水を使用しても良いそうですが、水道水には微量の塩素が含まれていますよね(?)
水道水を使用することによって菌への影響はありますか?
投稿情報: さかちゃん | 2009年7 月30日 (木) 16:03
さかちゃんへ
コメントありがとうございます。
私はいつも水道水を使っていますが、問題なく出来上がっているようです。
投稿情報: こくぼのりこ | 2009年7 月30日 (木) 16:21
初めまして
今回、子供の夏休みの自由工作でえひめAIを作ってみようかと思っていますが、温度管理で35℃をずっとキープしないといけませんか? 作り方を見ると夏場は窓際で日光に当てるとよいとなっていますが、夜間はどうしたらよいでしょうか?
投稿情報: かいと | 2009年7 月30日 (木) 17:34
かいとさん、こんにちは。
キープする必要はありませんよ。温度が適温になったときに活動して、低くなったら活動休止します。
キープした時よりは出来上がりに時間がかかります。
私は、いつもお風呂の湯船につけて作ります。
夏休みの自由工作なら、窓際の温度を測ってみるといいかもしれません。
黒いビニール袋をかぶせてみたものと比べるとか。
投稿情報: こくぼのりこ | 2009年7 月30日 (木) 18:02
一時培養液から二次培養液を作ろうとしているところですが、砂糖の代わりに蜂蜜を使ってもよいのでしょうか?また分量は砂糖と同じでよいのでしょうか
投稿情報: なすなす | 2009年8 月 6日 (木) 22:31
なすなすさんへ
コメントありがとうございます。
糖度含有率は、上白糖99%に対して蜂蜜は80%だそうですので、上白糖よりたくさん入れる必要があるかもしれません。
問題なさそうですが、もったいないような気がします。
投稿情報: こくぼのりこ | 2009年8 月 7日 (金) 22:10