石けん作りを参考にさせていただこうといろんな方のHPを見ていましたら、とても判りやすく説明してくださっているHPを見つけました。
学校の先生のページなので授業を受けているような、教科書を読んでいるような感じもしますが、理論的に書かれているので納得しながら見ることができます。
ぜひ、みなさんもご覧になるといいと思います。
※参考にさせていただいた杉原先生のページ
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sugicom/kazuo/neta/bake31.html
さて、先生のペットボトルで石けん作りをやってみました。
【材料】
1、てんぷら油:300cc
2、水 :90cc
3、苛性ソーダ:45g
4、アルコール:5cc
※てんぷら油は、廃油の方が固まりやすいです。私は新品のサラダ油を使いました。
※アルコールをいれることにより固まりやすくなります。エタノールや香水、オーデコロン、オードトワレ、ブランデー、ウォッカ、ジンなどでも代用できます。
※ブランデーやウォッカ、ジンはアルコールの度数により量を加減してください。
アルコール40%のブランデーを使うときは12ccほど入れます。
【他に用意するもの】
5、ペットボトル:500cc、1000cc のもの
6、秤 :苛性ソーダを量ります。
7、計量カップ :水、てんぷら油を量ります。
8、計量スプーン:アルコールを量ります。
9、漏斗 :ペットボトルの口が小さいので漏斗を使う方が入れやすい。
【作り方】
1、水90ccをペットボトルにいれます。
2、苛性ソーダ45gを2回に分けて、ペットボトルに入れて溶かします。
※苛性ソーダはを水に入れると発熱しますのでペットボトルの底を水で冷ましながら作業を行います。
※苛性ソーダは空気中の水蒸気によって溶けてきます。また二酸化炭素を吸収して炭酸ナトリウムに変化しますので手早く作業します。
※逆にすると発熱が激しく危険ですので、必ず、水に苛性ソーダを入れてください。
3、てんぷら油300ccをペットボトルに入れます。
※てんぷら油は廃油を使う方が固まりやすくなります。また経済的だし、廃油を再利用するわけですから環境にもいいですね。
※廃油にてんぷらカスが入っていたりする場合は、漉して使う方がいいと思います。
4、アルコール5ccをペットボトルに入れます。
※私は、オードトワレを入れました。
※オーデコロン、オードトワレを入れると香りのよい石けんができます。
※てんぷら油を廃油にした場合は、固まりやすくなっていますのでアルコールの量を2ccくらいに減らしてください。
5、蓋をしっかり閉めて、カシャカシャと20分~30分振っていると白濁してきて、その後トロッとしてきたら出来上がりです。
※杉原先生は授業での実験を想定されているので、安全のために、蓋を物干竿カバーで封入し、さらに用心のためにビニール袋にいれる方法を提案されています。
※振る作業は結構疲れますので、休みながら振っても大丈夫です。
6、1ケ月後の日付を書いたラベルを貼って、安全な場所に保管します。
出来上がりが楽しみですね。
※ペットボトルに入れたままでもいいですし、容器に移し替えて保管してもいいです。
※半日~1日でプリン状になります。2~3日で白く固まります。
できあがったら、写真をアップしますね。
サラダ油は、廃油で十分(新品より廃油の方がいいくらい)ですから、苛性ソーダ45gの値段で石けんが出来上がることになります。苛性ソーダは薬局で450g350円でしたから、今回の量で計算すると35円でペットボトル1本分の石けんが出来上がったことになります。
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